沢登り 安倍奥 黒ん沢

とうとう自称「沢屋」の私が沢登りデビューを果たした。場所は地元静岡市の沢「黒ん沢」だ!toshizoさん、 Qちゃん、そしてtunocchiのメンバーで遡行した。これから目指す沢をにらむ3人。見てる方向がバラバラだ、大丈夫か?
ヒルを何匹か取り除き出発した。安倍奥の沢は鬱蒼として暗い、とtoshizoさんはいっていたが、そんなことはない。光の差し込む沢の中へ入り込んでいった。
奥に進むにつれ、なんだか冒険になってきた。この雰囲気がたまらない。
岩をよじ登ったり、飛び越えたり、自分の感覚が野生に戻っていくようだ。
登れない滝が現れ、左に巻く。とても登れそうもない滝をいくつか見下ろしながら、危険な獣道を慎重にトラバースする。 
 登れそうな滝が現れ、巻いてくれたQちゃんのビレイにより滝を登った。濡れると寒いが、なぜか楽しく「キャーキャー」はしゃぎながら登った。
登れる二つ目の滝をザイルなしで登った。水は深いので落ちても大丈夫そうだ。
滝を越えたら、連続する釜が現れた。黒ん沢の「七ツ釜」だ。あまりの美しさに歓声を上げた。自然の作り出す造形に、ただ賛美するしかない。水に撫でられたそのなめらかな釜は、おそらく、とてつもない時間をかけてできたであろう。それを目の前にした一瞬は、私にしっかりと感動を刻み込んだ。
自然の作り出す色は、時にとても不思議で神秘的だ。瑠璃色の水の底は、吸い込まれそうなほどきれいだった。この後、お昼を食べ、リードでtoshizoさんがハーケンを打ちながら滝を登り、懸垂下降で降りた。帰りは登山道を下っていった。

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