足久保の沢

やっと沢登りの季節がやってきた。自分のルーツである大好きな足久保の沢へ。
足久保の沢は穏やかだと思っていたが、水量の違いでまったく別の雰囲気となっていた。連日の雨で水量はかなり多く、滝では激しく水が落ちていた。この日の足久保の沢には、滝の激しさと、差し込んだ日の光に輝く緑があった。
どのくらい滑るのか?恐々と石の上に立つ沢デビューをしたsae。沢登りは石の上をジャンプしながら移動するので、バランス感覚がとても必要とされる。そして、クライミング技術もなければならない。滝の登攀や、へつりには心配はないが、沢の歩きにはまだ慣れていないようだ。
いくつかの淵や滝を越えると8mほどの滝が現れた。前回は右の水量の少ない滝から、左の滝に移動したが、
安全を考え、ここは巻くことにした。
再び沢に戻ると、短いが立派なゴルジュにでる。右には激しい滝がある。この滝はおおたるの滝から来る沢だ。ゴルジュの奥には三条の滝がある。
三条の滝を今回の目的と考えていたが、流れ落ちる水の多さに圧倒された。無理かな?と思いながら、近くまで行き三条の滝を見上げる。すると、登れるラインがよく見えた。
ハーネスをつけ、カッパを着こんでから、結局、フリーで登ることができた。saeはザイルをつけ登った。「一回ずぶ濡れになると、笑えてきた」との感想だった。滝登りはそういう不思議な感覚にさせる。
沢を横切る橋で遡行を終え、登山道を帰った。足久保の沢は相変わらずきれいだった。

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