2012年5月11日~フランスへ新婚旅行してきた。成田を出発し、シャルルドゴール空港に夕方着き、RERでパリ北駅へ。そのままパリ北駅近くのホテルに荷物を置き、ノートルダムを見に行くが中に入れず・・・。パリを散歩して、軽く食べようとケバブを買うが、結構なボリュームだった。多民族で、いろんな文化が混ざり合っていることから、パリへのイメージのギャップを沙恵は感じたようだった。確かに、その多様性は日本では味わえない。違っていることが当たり前なフランスの雰囲気にいると、自分が変わっていても許される自由を感じることができる。それは、多様性のおかげだと思う。沙恵にもその自由を知ってほしかったが、味わえたかな?
二日目、北駅からコンピエーヌへ電車で移動した。北への移動中、車窓からの風景は少しさみしさを感じる。なぜ、さみしいところにわざわざ行くかというと、そこには、私の働いているコミュニティーの、生まれた場所があるからだ。その名はラルシュ。一番最初の家の名前もラルシュで、家の看板にその名がモザイクで記されている。
同じ村のなかに、ラ フェルムと呼ばれる家がある。そこでは、養成や黙想が行われるが、その家の裏には素朴な中庭がある。おそらく、そこはラルシュの霊的な核となる場所であろう。
台座の上に置かれたマリア像。とても素朴だ。
中庭の横にはチャペルがある。以前、ここでのミサに初めて参加したとき、隣にコアメンバー(知的ハンディを持った人)の一人が静かに祈っていた。重度のハンディを持った人がアシスタントと床に座り、うつむいている人もいた。何かしら痛みのような、苦しみのようなものを感じ、同時に深い祈りを感じた。
ラフェルムを訪問しながら、村を一回りし、
トローリー村を後にした。
コンピエーヌにはとても広い森がある。森の木々は大きく、とても美しい。その森を通って、私の住んでいた隣村のキュイーズへ戻ろうとするが、迷ってしまった。森が広くて、時々迷っていたので、私にとっては日常茶飯事だが、沙恵は不安だったようだ。分かるところまで引き換えし、キュイーズに戻ることができた。
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