胃腸を壊し、胃酸が逆流する平日をもがき苦しみ、やっと週末を迎えた。胃酸過多とストレスは関係があるそうだが、沢へ出かける土曜日に胸焼けが治まった。やっぱストレスか!
私の体力がどこまであるか心配だが、胃酸過多もなく気持ちは元気。ツッチャンの作った羽根つき毛バリを見て、さらに気合が入る。岩を超え、ぬめって滑りまくる滝を登り、沢の奥へと進んだ。
午後スタートだったので時間がなく、辺りはしだいに暗くなる。晴れの天気予報のはずが、ガスって視界が悪くテンカラの合わせができない・・・。
苦戦を強いられ、ギリギリまでテンカラをしてから急いでテン場を作った。整地、タープ張り、薪集め、火おこし、米とぎなど慣れた動きのチームワークで準備をしていく。ご飯が炊き上がるのをたき火の前でじっと待つ。夕食のしめにツッチャンの用意してくれた串焼きをいただいた。沢の恵みに感謝の思い。たき火で体を乾かしたが、雨が降り出した。
タープの下に移動し、そのままシュラフ(イスカ280)に滑り込んだ。タープに溜まった水が地面に落ち、その水しぶきを顔に受ける度に、「おれ、何やってんるんだ?」と自問自答する。朝、目覚めると昨日は暗すぎて分からなかったテン場の風景に感動した。
水しぶきで定期的に目が覚めたいい感じなテン場。
なんかスピリチュアル。
胃酸過多も癒される。
帰りの下山、ガスで視界が悪く不安がよぎる。ペース良くくだって行くが絶壁にぶち当たり、不安は的中。くだる尾根を早い段階で間違えたようだ!自慢の野生の感が・・・!?(たまに間違える)
絶壁をさけるように藪こぎトラバース。おかげで顔中を笹に刺され痛い。トラバースもできず追い込まれたところで懸垂下降し、沢へやっと降りることができた。水を含んだリュックが重く、フラフラになりながら車に着いた。予想以上によく歩き、いろんな意味でありがたい沢旅だった。感謝。
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