2009、6月安倍奥のホーキ沢へと冒険に出かけた。滝の続く、連瀑帯の沢とのことだった。ザイルパートナーは頼もしいtoshizoさんだ。コンヤ沢の堤防を巻きながら、この旅が始まった。
あの暗闇が冒険の入り口となった。あの先には何が待っているのだろう?薄気味悪い雰囲気が漂っていた。
太陽の光に暖められる気候だった。あの光の先にF1があり、ハーネスとザイルを出して滝の登攀の準備をした。toshizoさんのリードにより登るのだが、toshizoさんが打ち込んだハーケンはよく利いていた。
何本か滝を巻き、いい場所を見つけ懸垂下降で降りた。見上げるとホーキ沢の名瀑であるF6が現れた。なんとも立派な滝だ。
モンベルのシャワークライムパック 50 を装備したので、水の中も心配はなかった。水は冷たいが突き進むのみ!
あいかわらず歩く速度の早いtoshizoさん、ついていくのがやっとだ。
全身を使いながら遡る沢は、厳しく危険だが同時にとても美しい。
滝の向こう側でハーケンを打ち込むtoshizoさん。なかなか難しいルートだが着実に進んでいった。俺も早くリードできるようになりたい。
登れない滝の横を高巻くが、恐ろしいとしかいいようがない。ルンゼの中は何もかもが崩れ落ちていく。
出たっ!toshizoさん得意のハイステップ。
もう勘弁して、と思うほど数え切れない滝を登り、ナメに出た。難所や恐ろしさを乗り越え、疲労感でいっぱいになってたどりついた楽園に癒された。
源頭部の沢の水を試しに飲んでみた。とてもうまかった。その後、少しお腹が痛かったが、水のせいではなかったようだ。
0コメント