小河内山 水無峠山 鹿の子池キャンプ

「また、どうしても沢に行きたい」とtoshizoさんに頼んだところ、考え出してくれた計画が、小河内山を流れる小河内沢だった。tunocci、toshizoさんと私で沢を遡ろうとした。しかし、沢沿いの登山道を行くつもりが、いつの間にか危険な獣道を行くことになってしまった。現在地を地図で確認したら、時間が足りないと判明。食料を持っている女性チーム(Qちゃん、Rさん)と山頂で合流する必要があったため、沢をあきらめ、尾根を登ることした。
尾根に出るために急登するものの、疲れと沢に行けないショックから、「自分ひとりだけで沢に下りビバークする!」と駄々をこねてしまった。笹漕ぎと暑さのせいで、水も少なくなってきた。ピーク3にいる女性チームの水だけが頼りだった。
のどの渇きを我慢しながら、なんとかP3に出て、女性チームと合流。水をもらいこれから目指す鹿の子池へと向かった。途中に水無峠山を越えなければならなかった。「水無峠山」沢屋な私にとって、致命的な名前だ。河童のお皿のように沢屋には水が必要なのだ。 水が無いとはっきりしているその峠をは笹に覆われていた。toshizoさんとQちゃんが鹿の子池へ続く道を探した。登山道はなく、高度と地形を読みながら、笹をかき分け下って行った。同じような場所を何回か通ると、「本当にこの道でいいのか?」「池に着かなかったら、水はどうしよう」とtoshizoさんに対して疑いの気持ちを持つようになった。が、しかし、野生の勘で見事に見つけてくれた。さすがだ。
「助かった!たくさん水が飲める」と喜んだ。水無峠山から200mくだった地点だが、どうやってここだとわかったのか?toshizoさんの地図読みは完璧だ。池の水はとてもきれいだった。さっそく、水をたらふく飲みテン場へとむかった。
沢のほとりの平らな場所にテントを張った。まさに、山上の楽園。ふかふかな落ち葉の上にくつろいだ。
食事の準備と焚き火を始めた。食事はマーボナス、飲み物もRさん、Qちゃんがたくさん持って来てくれた。枯れ木を集め火を安定させた。
食事のあとも焚き火を囲み、森の中の宴は続いた。
次の日、朝からおいしいサンドイッチを食べ帰ることになった。水無峠山、P3を越えると笹原に出た。そこから眺めた先には、足久保の山々が見えた。地元の足久保の山も登ろうと思った。

0コメント

  • 1000 / 1000