2009年10月18日大谷嶺〜安部峠の縦走を試みた。足久保山岳会員の7人パーティーで組まれた今回の旅はどんなハプニングが待っているのか?メンバーの体調次第や歩行速度でパーティーを分ける可能性を考えながら、車を安部峠に1台置き、大谷嶺から出発した。
見事な秋晴れの下、日本三大崩れの一つである大谷崩れに向かい歩き始めた。
歩き始めの樹林帯の中ではまだ余裕を見せるリアムのうれしそうな表情と爽やかな山さんの笑顔は、このあとのガレ場歩きでは消えるのだろうと私は知っていた。
安部奥の涸沢を思わせる大谷崩れを登る足久保山岳会テクニカルアドバイザーtosizoさんと Qちゃんは、やはり歩き慣れているので、歩行速度が速い。他メンバーはかなり下のほうに見えた。
新窪乗越に着き、紅葉に色づく尾根づたいの道が始まった。小ピークがいくつか待っているので、アップダウンを覚悟しながら進んだ。
一ヶ月ぶりの大谷嶺(行田山)はすっかり変わっていた。青空に映えるダケカンバと赤く染まった葉が美しかった。
隊員の体調もよく、時間も大丈夫だろうと全員で縦走することとなった。
驚くほど鮮やかな黄色を見つけた。
存在感のある立派なブナの木の横を通り過ぎた。
道路が近くに通っているにもかかわらず、安部峠の穏やかな静寂はひっそりと残っている。
この安部峠に安部川の源頭部がある。そして、
ここが安部川の始まり。
0コメント