2009.11.1安倍奥の北ん沢へと遡行した。tosizoさんは仕事で来れなくなり、tunocciと二人で行くことになった。11月の沢はかなり寒いだろうと心配しながら、中平に向かった。
沢沿いの林道を歩き、行き止まりのえん堤手前を渡渉した。
目印となる大石を見つけ、あまり水に入らないように入渓した。
心配していた寒さはなく、動いているうちに暑くなってきた。陽の差し込んだ沢には、苔や葉の緑がよく映えていた。美しい沢はいつも落ち着きを与えてくれる。
畏敬の念を覚えるほど、大きく個性的な木を見つけた。
水量はあまり多くないので、ほとんどの滝を登った。ハーケンを打ちながらリードも数本した。登りきったあと「やったー!」と雄叫びをあげた。この達成感はなんともいえない。
tunocciもあえて難しいラインを登っていた。
ひょんぐりの滝の真っ暗な裏側にてtunocciを待った。
違うラインを同時に登り、隣を見ると、水圧に落ちかけたtunocciが見えた。落ちる瞬間をカメラに収めようと狙ったが、落ちずに登ってしまった。
小さいゴルジュが現れた。かぶりぎみの壁をへつりながら、なんとかクリアした。
最後の滝もリードした、最後のつるつるなスラブには泣かされたが、細かいホールドを使い登りきった。このあと、ザックの中身を見たら、水がたまっていた。携帯電話が水浸しになったが、後で乾かし多少の後遺症を残しつつも使えるようになったので、一安心した。
帰りはガレたモノラック沿いの急斜面を降りていった。後半にある、わさび田への整備された道は素朴だがしっかりとしていた。北ん沢、この沢も美しく期待を裏切らない沢だった。安倍奥にはまだまだ行っていない沢がたくさんある。本当に奥深いエリアだ。
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