雨の降る中、疲れていたせいですぐに眠ってしまった。夜中に目が覚めると、雨は止み、空に星がよく見えていた。消えかかった火に薪をくべ、しばらくたき火の前で火の番をして過ごした。もう一回寝ようと、シュラフに潜り込んだ後は、風の音で起きたりしたが、十分睡眠はとれた。
そして、朝日で明るくなる森を、昨日とは全く違う安堵感で眺めた。私が寝た後、ツッチャンが火の番をしてくれたので、たき火で水を温めることができ、ワサビの葉っぱ入りラーメンを食べた。
のんびりしたあと、釣りを楽しんだ。沢組合が始まって4年目になり、やっとテンカラがわかリ始めた感じだ。テンカラはシンプルゆえに奥が深い!また、苦楽を共にした釣の師匠であるツッチャンには感謝だ。釣り人の足跡もあり、多くは釣れなかったが、二俣上流まで足を運んだあと、テン場に戻った。
日常生活から遠く離れた、厳しくも美しい旅の宿に別れを告げ、
廃道になっているが何とか使える左岸の道を下った。途中、連打された、道しるべのための黄色テープに苦笑いが起きる。
釜滝付近の平らな地形は、植林されずにきれいな森となっている。
忘れ去られた森林軌道。
初日に雨が降り、凍えながらの沢旅となったが、無事脱出!
単調な林道歩きから解放され、パンクの直った自転車にまたがり、新緑の中のサイクリングは気持ちよかった。ただ、急な砂利道はシクロクロスには厳しい!観光客の間を、恥ずかしがりながら通過し、沢組合の旅が終わった。5月の雨でも、しっかりした装備があっれば、遡行が可能だと分かり、さらに経験値が増えた。日頃のストレスを沢が洗い流してくれたようで、とても疲れたが、すがすがしい気持ちになった。また、沢旅に出かけましょう!
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