2010、7,10トシゾーさん達に誘われて、北八ヶ岳の天狗岳へと登ってきた。梅雨の真っ最中だが、天気予報では日中晴れるとのこと。朝早く出発し、唐沢温泉を目指した。
登り口となる唐沢温泉の近くにある泉から、変わったにおいのする水が湧き出ていた。この鉱泉のお風呂が今回の最終目的である。
しっかりとした丸木の橋を渡ると登山道へと変わった。
苔に覆われた泉は、深い静けさに染み込んでいるかのようたたずんでいた。
雨のあとで岩が滑りやすく、足の置き場ばかりに目がいってしまうが、立ち止まり見上げてみると、森の奥に来たことに気付いた。
森を抜け、黒百合ヒュッテに着き、昼食をとった。7月だが風が肌寒く、温かい陽射しが有り難かった。なぜか冒険家夫婦の撮影会が始まり、みんなでシャッターを切った。
森林限界に近づいたのか、樹林帯が少なくなってきた。晴れ間が覗き、目指す天狗岳が見えてきた。
意外にも岩場が現れた。北八ヶ岳でもアルパインクライミングだ。岩を登っていると、風に帽子が飛ばされてしまった。無事に回収するが、いつも八ヶ岳は風が強い。
頂上付近で真っ青な空が広がった。
東天狗岳山頂はたくさんの人で賑わっていた。山頂から南八ヶ岳を眺め、冬の赤岳主稜を思い出し、まわりの人に自慢話をした。山桜会長が八ヶ岳縦走を計画している。山桜!ここから見える縦走路はなかなか手強いぞ!
いったん降り、西天狗岳へ向かった。
西天狗岳から長い降りはつらく感じた。しかし、長い降りのあとには温泉が待っていた。木でできた浴槽につかり疲れを癒し帰途についた。
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