城山南壁 バトルランナー 西南カンテ

城山 バトルランナー
トシゾーさん達と城山南壁へ行くことになった。城山にある人気ルート「バトルランナー」に挑戦するかどうか?いつも南壁に来ると悩んでいた。そしていつの間にか、行く気もないのに「どうしようかな?」と悩んでいるような、とりあえず悩んでおこう登らないけどね、と踏み込めないでいた。今回も同じノリで南壁にいたのだが・・・。まずはブルースカイ5,9をリードで苦戦しながらも登った。5,9でこれではバトルランナーのハングを越えられるのか怪しい。tu-chang もリードに積極的に挑戦していた。ハング越えで時間がかかるがセンスと身体能力で乗り越えた。沢シーズンも終わり、フリーでクライミングを鍛えとけば、来年の沢組合が安心だ。
バトルランナーを登っていたパーティーが登りきった後は、誰も後に続かなかった。チャンスが来てしまったのだ。「エッ?俺登るの?」な感じで1ピッチ目を登りだした。ハング下まで行けそうだが、ヌンチャクがないのテラスの木でとりあえずピッチを切った。フォローのトシゾーさんとtu-changを上げ、次はハング下まで行くがけっこう壁が立っていて焦るが、ホールドはたくさんあるので大丈夫。
今から登る先を見上げると、ハングの迫力に負けそうになり、「行ける気がしない・・・」とトシゾーさんに弱音を吐いた。すると、トシゾーさんが「絶対、大丈夫!行けるよ!」と底抜けの明るさで励ましてくれた。ピンにヌンチャクをかけ、ハングに取り付いた。首にロープが引っ掛かり危ないのでロープを外し、足部分のハーネスにまたしてもロープが引っ掛かり訳がわからずパニックになりかけたが、もう登るしかない。まるで溺れかけた状態から必死にもがく心境だ。全身に力が入っていたと思うが、乗り越えることができた!念願のバトルランナー制覇!今日の仕事はやり終えたと、南壁に戻った。M淵さんがスラブをリードでしていた。南壁のスラブはグレイドは高くないけどいやらしい。
O沢さんもリードだ。あっ落ちた!と思ったら踏ん張り、また登りだす。持久力があり粘りのクライミング。
H池さんもリードした後、鎌型ハングを登っていた。みんなやる気があって刺激される。
昼食後、みんなでリードの練習として西南カンテへ。絶壁のマルチピッチ最中に下痢になったらどうしよう?と先行パーティーを待っている間に疑問をぶつけて笑いながら話していた。tu-changがリードで、私がセカンドとして登りはじめると、、下からH田さんがリードでキム姉さんのパーティーがやってきた。すると、H田さんが「うんこ、うんこ」と連呼している。さっきの話題のことをまだ話しているのか?と思いきや、左の藪の中へ消えていった。私は叫んだ。「俺のザイル汚さないでくださいよ!」私のザイルを貸していたからだ。さすがH田さん!数々の伝説を作っていく。2ピッチ目でよかった。
カンテを登りきると、高度感のある狭いテラスにつく。ここの景色はいつ来ても最高だ。
西南カンテから戻ると、トシゾーさんがハートルートを登りロープをかけてくれた。その日最後にハートルート登れるなんて、完全にイレブンクライマーだ。トップロープで登るが、本当に行ける気がしない。登れるようになるのか?

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