小川山クライミングキャンプ 2010秋 2日目 南稜レモン

二日目、雨の予想がまあまあ天気がいい。少し登って、温泉入って帰る予定が、ガマルートか南稜レモンの選択肢に。「ガマルートはもう行ったから、違うところがいい」とザイルパートナーがなぜかやる気だ。またクラックのあるマルチピッチに行けるとは・・・。少々複雑な気持ちだが、トシゾーさん達がいるから安心しながら一緒に行かせてもらう。
先日の屋根岩2峰の向こうにある3峰へ。
ここも人気か昨日のように順番を待ち、登りだした。簡単な1ピッチ目。
2ピッチ目は「えっ!?本当にここ?」という下が何も無い所をトラバースする。昨日登ったセレクションの岩が見える。「あんなところよく登るな・・・」我ながらあきれる。
核心である3ピッチ目クラック。出だしがいやらしい。その後はレイバックか。
一箇所、ピンがあるがその先の斜めに延びたクラック上部。クラックの左にフレークがあるのだが、途中でフレークが消え、ホールドが無く手詰まりになったトシゾーさんがこの後、落ちた。落下距離はかなり長く、壁にぶつかりグランドフォールぎりぎりでぶら下がった。
「悔しい!」とトシゾーさんが叫ぶが、トシゾーが行けないなんて、と震える私は右の簡単なルートから登りトップロープで登ることにした。ここのリードは恐いなと思いつつトップロープで登る。クラック上部は芋虫登りか?
4ピッチ目、南稜神奈川ルートで頂上へ。出だしが細かい。登っている最中にカウンターバランスの秘密に改めて気付く。
得意のナッツを決める!沢ヤはナッツを使いこなさなければならない。
お世話になったヴェテランMさん。お陰様で、いい眺めだ。

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