2012年8月13日今年も沢組合が活動開始した!組合員が2人も増え、合計4人となった。新メンバーは、最近クライミングを始めた弟shuと、足久保山岳会会長の山桜だ。沢登りが初めての山桜。この日のために装備をそろえ準備万端のようだが、淵や滝を登ることが果たしてできるのだろうか?そして、沢組合に収穫はあるのだろうか?
天気予報は雲のち雨。雨は避けられないだろうが、どうせ水に濡れるから同じだと、雨が降ろうが行こうと話が決まった。「天気が悪いのは慣れっこでしょ」とtu-chang。どうも沢組合員の心は、カラカラに乾いているようだ。沢のうるおいが、どうしても必要なのだ。
ヒル攻撃からなんとか逃げ、早めに沢に降りると、沢の門が待っていた。門の向こうから、光が差し込んでいた。その光に急かされるように、沢の水に足を置き、歩き始めた。
深い釜が現れた。どう進もうか考えていると、「ここでいいのか?」と山桜が先頭を切って、釜の中を泳いでいった。こんな思い切りのいい山桜を見るのは、初めてだったので、少々驚いた。
泳ぎはいいのだが、水から岩にはい出る時が難しい。クライミング経験のない山桜にとって、決して簡単ではないが、根性で登っていた。
寒い時期の沢を知っているtu-changは、水温に喜んでいた。泳いでも寒くないので、釜をどう進むかは自由にルートを取れる。楽しそうなルートを、探しながら泳ぐ。淵を泳ぐshuも、水が好きなようだ。コンヤ沢に行ったら喜ぶだろう。
時間を見て、竿を出した。tu-changはルアー、山桜はエサ、私はテンカラと3つの仕掛けでアマゴを狙う。さっそくtu-chang!きれいなアマゴを釣った。この人はやはりすごい!持ち帰らずにリリース。無駄な殺生はしない。
エサの山桜もヒット!ミミズ・ブドウ虫を触れない山桜。なのに、なんでエサ釣りするの!?まあ、そのへんが山桜らしい・・・?
自由自在にルアーを操るtu-chang。
3人でポイントを覗き込む。
とうとう、テンカラでは釣れず、F1の高巻きポイントまで来てしまった。「本当に釣れてるの?」と疑い深い山桜から罵声を浴びたが、悔しいことに、テンカラの威力を見せつけることはできなかった!
石がもろく登りにくいので、高巻きは山桜のためにロープを出した。ハーネスにロープをつけて登ることが初めてな山桜だが、落ち着いて登っていた。この調子なら、この先にある滝も登れそうだ。登れそうもない大きな滝を見下ろしながら、巻いていくと、
ちょうどよく、大きな釜を持った登攀可能な滝のある沢に戻る。まず自分がフリーで登り、後続のためにロープを出した。
2番手には、滝初登りの山桜。後ろの2人に登るコースを教えてもらいながら、慎重にホールド、足の置き場を探しながら、見事!無事完登!山桜の拳が天を突き上げた!shu、tu-changも難なくクリア。
沢登りには道がない。なので、道のラインを自由に描く。tu-changの描くラインがまた個性的で楽しそうだ。
豪快に真ん中を横切り、直登できる滝をみんなフリーで登った。心配した山桜の登りも、大丈夫そうだ。
そして、この沢のハイライト「七ツ釜」。七ツ釜のお風呂に入って記念撮影した。夏でも、水に浸かっていると寒くなる。
何を思ったか、tu-changが走ってスラブ滝を登ろうとしていた。マネして遊んでいると、「右から左へ走ってみて」と悪魔のささやきが・・・。試してみると、意外にうまくいってしまった。今度は動画を撮ると山桜が言いだし、「よっしゃ!」と3人で連続して行こうと走り出した!先頭を私が走ったのだが、勢いつきすぎて、転び、そのまま顔から岩にダイブ!転んだ私をよけようと、tu-changが岩の上でダイブ、その後ろのshuは水の中にダイブ!私は岩にアゴを強打し、流血!止まらない血を垂らしながら、七ツ釜を痛みをこらえ後にした。はしゃぎすぎだ!
そのあと、山道から来た釣り師と、本降りになった雨で、釣りはしないで、下山することにした。下山はヒルとの戦いとなった。湿気と高い気温で、ヒルにはいい条件がそろっていたのだろう。降りしきる雨のなか、沢組合活動が無事?終わった。
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