信濃俣河内 2日目

心配していた寒さは問題なかった。時々聞こえる沢の音に目を覚ますが、また眠りについた。ゆっくりと起き、朝ラーメンを食べ荷物をまとめた。水の濁りが引いていた。「ひょっとしたらひょっとするぞ」毛バリが目立ち、ポイントにうまく落とせなくてもチャンスが増すからだ。早く釣りたいと気が焦る。
「中俣沢」(中俣沢はゴルジュで始まるので、その奥が気になる。)、「小沢」と2つの支流があるが、この日は本流を遡行する。 ルアーは様々な状況に対応できると話すtu-chang。まったくその通りだ。この日も次々と釣りあげていった。
本流の第一ゴルジュ辺りか? 埋もれているのか、あまり深くはなかった。
黒い影が水中をよぎる。 合わせにまだ冷静でいられない、息の詰まる一瞬。この日は2匹の収穫を得た。
淵を探るtu-chang。
第一ゴルジュ辺りで竿を納め帰ることにした。ここまでは沢登りとしては難しくはなかった。3つあるゴルジュだが、この先はどうなっているのだろう?
テン場で一休みし、
これから続く長い沢を下って行った。渡渉にも慣れ、流れを利用しながら水の中を歩いた。渡渉は、流れに逆らってはいけない。無理に逆らえば、たちまちバランスを崩す。少し流れに任せながら、向こう岸を目指す。最初に目的とした場所よりズレてしまうかもしれないが、そこは水流と相談だ。強い流れの中をどう切り抜いていくか?渡渉!人生の勉強になる。
肩に食い込むリュックの重さに苦しみだした。1日目の寒さはどこに行ったのか?2日目は天気がよく暖かくていいのだが、ウェダーの中は蒸れて大変だった。 「なんでこんなに荷物が重いのか?」2人で不思議に思う。
とちゅうで、昼食にtu-changがパスタを作ってくれた。元気を取り戻し、ひたすら歩いた。トシゾーさんのブログに、長い河原歩きが砂漠のようとあったがよくわかった。最後の急登を登り終え、自転車で車に戻り、この旅が終わった。 充実した沢旅だった。イワナ、タープ、たき火、そして今回は渡渉での失敗がこの旅を冒険にしたであろう。たまたま同じところで結婚式を挙げる沢組合だが(私は終えたばかり)、次回の沢組合活動は、tu-changの結婚式の後かな? いい結婚式になりますように! 持ち物タープ・シュラフ(春秋用)・シュラフカバー・銀マット・ヘッドライト・ビリー缶・着火剤・ガス缶・ガスバーナー・まな板・塩・味噌・米3合・針金・紅茶パック・砂糖・行動食・水筒・ナイフ・ライター・カッパ・着替え(アンダーシャツ、靴下)・ダウン(不使用)・ザイル(不使用)・アプローチシューズ・ウェダー・釣り道具(竿、予備竿、レベルライン4号、ハリス0,8号、毛バリ)・偏光グラス・小さいザック・地図・コンパス・高度計時計・ペーパー                                  

0コメント

  • 1000 / 1000