御在所岳 クライミング教室

アルパインクライミング教室の卒業山行は北岳バットレスだったのが、バットレス大崩壊により変更を余儀なくされた。2011年、今年は御在所岳、前尾根が目的となった。三重県にあるこの山にはどんな岩が待っているのだろうか?山小屋まで歩いて1時間ということで、北岳に比べるとかなり近い。
静岡を早くに出たが、御在所岳、登山口駐車場には車がすでに一杯あった。道路の広いところに車を止め、今回の泊まる場所、藤内小屋を目指し、いよいよ歩き出した。
蒸し暑く歩き出すとすぐに汗をかきだした。途中の沢の水で体を冷やすが、ここ最近気温が高いせいで暑さが辛い。1時間で藤内小屋に着き荷物をデポし、この日の目的である一の壁へと向かった。
沢の中を進み見上げれば、行く手に岩の塔が連なった尾根が現れた。明日はあの尾根を登るのだ。
一の壁に着き、左側の簡単なルートを登り、明日のマルチピッチに向けて体を慣らした。グレイドは難しくなく私には調度いい感じだ。
藤内小屋に戻り各パーティーで夕食の準備に取りかかった。小屋の前の木でできた机のうえに食事を並べ、ご飯を食べていると犬が寄ってきたり、知らないおじさん達が寄ってきたりと少しずつ賑やかになってきた。
隣りのおじさんが持ってきたギターを借り、また別のおじさん(通称アミーゴ)がかぶってきたメキシコの帽子を借り、調子が乗ってきた私は気持ちよくギターを顔で奏でた。
肌寒くなったが、小屋の中に誘われ宴会続行。アミーゴが手を叩きながら歌っている。
本当は小屋に泊まらなければ入れない露天風呂なのだが、ギターで盛り上げたからだろう、入浴許可をもらい、すばらしい夜景と星空を眺めながら、思いもよらなかった山でのお風呂を味わった。最高!気前のいい女将さん、それからアミーゴ達に感謝。

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