クライミング教室で城山へ向かった。ブラウンシュガーを登った以来の城山だ。あの時は寒くて凍えていたが、6月になると蒸し暑くなる。ジメッとした空気にいやな予感をもった。なぜなら湿気で、南壁のスラブが滑りやすくなるからだ。去年は真夏に来てしまい灼熱地獄を味わった。
この日は暑かったが、それでも気持ちいい風が吹き、木陰では涼しく休めた。さっそく南壁の空いているルートに取り付いた。グラシアス5,9+か?いつ登っても嫌らしいスラブだ。足の置き場、手のホールドがわからなく、叫び声を上げながらヌンチャクをつかんでしまい何とか登った。セカンドを登るsae、Yさんもとても苦労していた。つってしまった足の回復を待つYさんがバンドに見えた。
2ピッチ目は簡単に登り、絶壁にある終了点にてSさんとTさんと合流する。ここからの景色とシチュエーションは最高だ。
3ピッチ目、下を見下ろすとIさんチームがいた。眼下に広がる熱帯雨林のような森にちょっとびっくりする。
Yさんも慣れてきた感じだ。4ピッチで西南カンテ、マルチピッチを登りきった。それから、石を落とさないように懸垂下降の準備に取り掛かった。
懸垂下降で降りていると、Iさん、Kさんが登っていた。Kさんは1ピッチ目で力を使い切ってしまったようで、苦しんでいた。しかし、リーチが長いのでクライミングに慣れれば上手くなるだろう。
笑顔で答えたくれたOさん。さわやかに登っている。
懸垂下降が、今や様になっているsae。去年はここの懸垂下降でパニックに陥ったことが懐かしい。
南壁に戻り、グラシアスの練習をしたが、トップロープとリードでは登り方が全然違うようになってしまう。リードの恐さにビビッている自分がわかる。経験を積み、もっとハートを鍛えないと!
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